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 ガバナー通信

「ガバナー退任にあたっての申し送り

ライオンズクラブ国際協会 330-A地区
ガバナーエレクト L飯田 善彦殿

2007年6月18日

ライオンズクラブ国際協会 330-A地区
ガバナー L 森 山 勇

1、今期私がガバナーに就任するにあたりまして
@ 永久に使える事務局すなわち『ライオンズ綜合事務所』の取得を構想する事
A リジョン・ゾーンの再編成を実行する事
B キャビネット会計の透明性と明瞭化を計る事
C 少人数クラブの再建をする事
D 会員増強を計る事
等、いくつかの重点政策を掲げさせて頂きました。

2、 しかし、大変、残念な事ではありますが、この一年を振り返りまして、満足な成果を上げる事が出来ましたのは『リジョン・ゾーンの再編成』のみでございまして、他の重点政策につきましては、いずれも道半ばで飯田ガバナーエレクトに託さなければなりません。 この重要政策につきまして、十分な成果を上げる事ができなかったのは、何より、私の不徳の致すところであります。 しかし、これらはいずれも明日の330−A地区にとって、欠かす事のできない重要な課題であり、後継のガバナー以下330-A地区のメンバー各位が心を一つにして道を切り開いて頂きたく、心より念願する次第であります。 それには、先ず、基本的なルールを自覚する事と、基本的なルールの遵守であります。

3、社会奉仕団体としてのライオンズクラブ、そして、330−A地区を公正に運営するためには、まずガバナー以下主要な役員が人としての道徳は基より、会則をはじめとする基本的なルールをきちんと自覚し、これを遵守する姿勢が根本になければなりません。ところが、このルールを守るという根本的な事が、近年330-A地区の主要役職者の間で徹底される事がなく、様々な事態を招いて参りました。 本年度も正常化が急務な、大きな問題が二つ残されているので以下にご説明申し上げます。 その一つは『会計の透明性と明瞭化を計る事』で有ります。

4、330-A地区は、メンバーから集められた会費によって運営されており、330-A地区のメンバーに対して、その会計の内容、金銭の支出入が透明なものでなければなりません。 この会計の透明性と明瞭化を計る上で、最も重要なポイントは、
@地区の会計処理が地区の経理規定にのっとって行われる事。 そして
A適正な監査が行われる事。であります。
ところが、大変、残念な事に、近年、330-A地区の会計処理において、経理規定が遵守される事なく、勝手気ままに金銭が使われ、そのあげくに会計帳簿に意図的な改ざんがまでが行われるといった事態が起こりました。 しかも、大変残念ながら、こうした不正な会計処理について、ライオンズクラブ内部による会計監査では、何の指摘を受ける事なく看過されておりました。 この事は、著しくメンバーの信頼を裏切る行為と言わなければなりません。

5、ここ2ケ年、すなわち、前・中村ガバナー期と私の森山ガバナー期におきましては、会計処理の為の特別委員会が設置され、坂東委員長をはじめとする担当委員の方々のご努力によって、過年度の会計処理にメスが入れられ、数々の問題点が明らかになって参りました。 また、新規の「経理規定」が設けられ、この新経理規定では、外部の公認会計士による外部監査が義務づけられるようになっております。

6、ところで私の期において、未収入金となっておりました過年度の会計処理の解決金につきましては、メンバー各位のご協力により、本年5月15日、その全額が入金となり解決に至りました。

7、このように、この2か年間で、会計の透明化と明瞭化の課題については一定の前進を見たと言えると思います。しかしながら、
@経理規定にのっとった厳正な会計処理
A外部監査の実施
という会計処理上の二つの重点項目は、まだまだ330-A地区の役員やメンバーの間で、当然のルールとして認識されているとは言い難く、ここで気を抜けば、また元のルーズな金銭の支出入に戻ってしまい、メンバーの不信を買う事になりかねません。私はこの事が心配でなりません。

8、4月21日開催の、第53回年次大会における経理・会計処理分科会では、会計処理委員会から、過年度の会計処理の調査結果発表があり、そのなかで山浦ガバナー期の会計処理について、
@経理規定が守られていない
A期外に多額の人件費支出がある
Bガバナー立候補時の公約に添わない家賃支出があり、
その結果、近年にない大きな赤字を計上した。との指摘がございました。
これら山浦期の問題点については、同年次大会で『次期飯田ガバナー期において調査委員会を設け、調査を継続し結論を出す。』事が決議されております。

9、飯田ガバナーエレクトにおかれては、この年次大会の決議に従って、この山浦ガバナー期の会計問題を厳正、且つ公正に処理されますよう特にお願い申し上げます。
次に、地区支援会との不正常な関係であります。

10、もう一つの未解決の問題として、地区支援会、すなわち『有限責任中間法人330−A地区支援会との不正常な関係』の件がございます。 昨年12月に、キャビネットからメンバー各位に『330−A地区支援会との不正常な関係について』と題する文書を配布して事のあらましを説明させて頂きました件ございます。

11、皆様、ご承知のとおり、山浦ガバナー期に、330−A地区の事務局用不動産を取得する為に地区支援会が設立されました。 そして、地区支援会が取得した不動産を、330−A地区が、地区支援会から賃借して行く仕組が作られました。
地区支援会は、法律上の形式的な性格は、独立した中間法人ではありますが、実質的には当330−A地区の一部であります。 当330−A地区が地区支援会を立ち上げるに当たり、330-A地区と地区支援会との間で『ライオンズクラブ国際協会330−A地区と有限責任中間法人330−A地区支援会間の人的・物的連携に関する規定』が取決められました。 この連携規定では、地区支援会の役員は、現地区ガバナーが推薦した者が就任する事になっており、しかも地区支援会の代表理事は、前地区ガバナーが就任するものと定められております。 この連携規定に従うのであれば、本来、地区支援会の山浦代表理事ら初代の役員は、昨年8月31日をもってその任期が満了し、全員が地区支援会の役員を退任していなければなりません。 そして、前ガバナーである中村保彦Lが代表理事に就任し、現ガバナーである私が推薦した方々が地区支援会の他の役員に就任している筈でありました。
ところが、2007年1月以降もその役員交替が行われない事態が続いております。

12、引継ぎがなされない理由の一に、私(L森山)が今期第1回のキャビネット会議で提起した『ライオンズ綜合事務所構想』を取上げて「森山、中村を地区支援会の役員にすると直ぐにダイカンプラザB館を売られてしまう。」との噂があります。 私の『ライオンズ綜合事務所構想』につきましては、昨年皆様に配布致しました「『ライオンズ綜合事務所』問題を正確に知っていただく為に」という文書で詳しくご説明している通でありますので、皆様にはこの文書をよくお読み頂きたいと存じます。 この文書を読んで頂ければお分かり頂けると思いますが、私のライオンズ綜合事務所構想は、噂にあるような“何が何でも、今すぐ新宿ダイカンプラザB館を売払う”と言ったものではありません。 あくまでも十分な時間をかけ、330−A地区のメンバーの御理解と御協力を得ながら進めて行くべき性格のものである事は、私自身十分に自覚しているところでございます。 いずれにしても今、目の前にある問題は、連携規定で定められている役員の交替がルール通りに行われていないという事であります。

13、330-A地区と地区支援会とは、本年2月15日に協議を行い、この協議の結果、地区支援会との間で、本年3月15日までに山浦元ガバナーと旧役員が地区支援会の役職を退任し、私(ガバナー森山)が指名した中村前ガバナーらを地区支援会の新役員に選任する事が取決められたのであります。
しかし、その後も、残念な事にこの取決めに従った役員交替の登記はなされず、やっと一昨日16日に一部の書類と代表理事印及び銀行印・預金通帳等を中村前地区ガバナーが引継を受けました。 しかし、既に私の任期は残すところ後19日間となっております。 この19日間で何が出来るのでしょうか。
しかし、何とかこの330−A地区支援会との関係を正常な状態に戻すべく、残されました任期で努力を致して参る所存でありますので、最後までメンバー各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。

結びにあたり
14、私が今期の最重点政策の筆頭に掲げました『ライオンズ綜合事務所構想』につきましては、他の地区(L大石巌ガバナーエレクトの提言)でも同様の提案がなされております。
@ライオンズに関係する団体が一つ屋根の下に集結する。
A永久に使える事務局を取得する。
B“花の330−A地区”の輝きを取り戻す。
この『ライオンズ綜合事務所構想』は、単なる夢に終わらせるのではなく、その実現に向け是非ともその歩を進めて頂きたいと存じます。 社会奉仕団体の先駆者として、メンバーからも社会からも自他共に認められる330−A地区を築き上げようではありませんか。 その事を確固たるものとする為にも、人として、また世界的奉仕団体のメンバーとして基本的なルールを自覚し、そのルールを遵守する事を声を大にして呼び掛ける次第であります。
只今、申し述べさせて頂きました事は第53回年次大会の決議事項でもあり、330−A地区をより良くする為にも、飯田ガバナーエレクトへの申し送り事項として本書面をもちまして心よりお願いをする次第であります。
この一年間、森山キャビネットをおささえ下さいました構成員の皆様、そしてメンバーの皆々様に心より御礼を申し上げます、大変ありがとうございました。
 

御  挨  拶
ライオンズクラブ国際協会 330A地区ガバナー
 森 山   勇

謹啓
新年明けましておめでとうございます。 昨年はメンバーの皆々様にはひとかたならぬ御尽力を賜りまして誠に有難うございました。 残る下半期も何卒宜しく御支援、御協力の程お願い申し上げます。 
今年もメンバーの皆様初めご家族にも最良の年となりますよう御祈念致しまして年頭の御挨拶とさせて頂きます。
                            謹白


就任メッセージ
(2006年7月)

2006〜2007年度、330‐A地区のガバナーを務めさせて頂きますライオン森山勇でございます、一年間何卒宜しく御願い申し上げます。 一昨年の選挙には多くのメンバーの皆様方に大変暖かいご支援とご支持を賜り、やっとこの日を迎えることが出来ました、これも偏に皆々様方のお力添えの賜物と心より感謝申上げます、誠にありがとうございました。

過去2回の選挙を顧みると大変感慨深い思いが込み上げてまいります。 私はこの選挙期間中もそうですが、1967年にライオンズクラブのメンバーとして立川ライオンズクラブに入会以来39年の間に、数多くのメンバーの皆様と数多くの出会いをし、大変貴重な体験をさせて戴きました。 本年はそこで培われたものを遺憾なく発揮し皆様に少しでもお返しを致したいと考えております。

私は『明るく、楽しく、元気よく』をスローガンとして選挙をして参りました、ライオンズクラブの運営そのものも正に『明るく、楽しく、元気よく』なければならないと考えます。

私は選挙公約の一つに『ライオンズクラブ(330―A地区)の存在意義を再確認し、改革を実行します。』と掲げさせて戴きました。 そして、本年度『新しい時代に相応しい330―地区を創る』をガバナーズスローガンとして地区運営をスタートさせて戴きました。

L中村保彦前地区ガバナーが提唱され第52回年次大会・代議員会にて決議をされました『ライオンズ綜合事務所建設』の実現に向け『綜合事務所建設準備委員会』も立ち上がり、現在活発な委員会活動を致しております。

私はこの綜合事務所建設こそ330―A地区の存在意義を再確認し、更なる改革を実現する『夢と希望に向けての挑戦』であると考えます。

9月6日から開始されますガバナー公式訪問において各クラブ三役の皆様と同じ目線で忌憚の無い討論を尽くし、ご理解とご協力を御願い致します。 更に、機会ある毎に一人でも多くのメンバーと活発な意見交換の出来る場を設けてまいりたいと考えております。

330―A地区発展の為全力を傾注する覚悟でおりますので何卒宜しく御願い申し上げます。