How To 31 | ADSL の速度が思ったより速くない:立川LCホームページより転載 |
ADSL(非対称デジタル加入者線)に加入したけど、思ったほどスピードが出ないという方が多い。これには、利用環境やパソコン性能も影響している。 一般の電話回線をそのまま使って、高速でインターネット接続できるADSLの利用者が500万人を超えた。現在は最大毎秒12メガ・ビットまでの高速通信が可能だ。ただ、あくまでも「最大で」の話。ADSLは、利用環境によって、回線速度が大きく変わる。特にNTT局から自宅までの距離が遠いと、速度は落ちる。また、家庭での利用環境にも、大きく影響される。 家庭での回線速度に影響を及ぼす主な要因は次の2点。まず、「分岐に弱い」ということだ。 ホームテレホンやガス自動検針装置などをつないでいる電話線に、さらにパソコンをつないではいないだろうか。親子電話も速度に影響が出る。1番良いのは、電話線が家の中に引き込まれるところでスプリッター(データ通信と音声通話とを分ける装置)を取り付け、パソコン用とその他とに分けてしまうことだ。 もう1つは、「周辺機器からの影響」だ。電子レンジや冷蔵庫、洗濯機などが壁の中を通っている電話線に悪影響して、通信速度が落ちることもある。 このようにADSLは、いろいろな要因が回線速度に影響するが、パソコンの性能が低くても遅くなる。特にウィンドウズMe以前のOS(基本ソフト)は高速通信用に設定されてないので、ウィンドウズXPに比べ速度は落ちることも覚えておこう。 |