里旅～ＢＯＡＲＤ＆ＳＫＩ　２０２４　２月１７日から１８日　東京豊新ＬＣ

２０１６年に改正された児童福祉法で、実の親と暮らせない児童たちの社会的養護を、「施設養護」から「家庭的養護」に転換する方針が明記されました。
しかしながら、里親への委託率は、１９．７％と低い数字となっております。
また里親子の関係は対外的には隠されている場合が多く、里親子の関係がぎくしゃくしているにもかかわらず、悩みを打ち明けたり、里親子たちが触れ合うようなイベントも少ないのが現実です。
今回当クラブでは、テレビ朝日福祉文化事業団が後援する「里旅～ＢＯＡＲＤ＆ＳＫＩ　２０２４」に協賛する事に致しました。　

内容は、昼間は長野県の白馬で元オリンピック選手らプロのインストラクターによる本格的なスノーボード、スキーのレッスンを受け、夜は冬の花火などのイベントも楽しむツアーです。　
雪山で一緒に一つのことにチャレンジし、汗を流して語り合い、里親と子どもの絆を深めるのはもちろん、里親同士、子ども同士の横のつながりを拡げることで、孤立しがちといわれる里親間の協力や連携を促進し、質の高い里親養育へとつなげる一助にしてもらうことが目的です。
会話がスムーズに進まない親子、大人に心を開けない子供等々、ぎこちなさからのスタートとなりましたが、プロのインストラクターの指導を受けてスキーやボードが上手くなっていくに従い、会話がスムーズになり始めたり、子どもたちの瞳に力がこもったりと、効果のわかりやすいイベントになりました。

夜は、子どもたちは花火大会、大人たちは意見交換会に分かれて、時間を過ごして頂きました。
特に大人たちの意見交換会は、予定時間を過ぎても終わらないほど白熱致しました。
１拍２日ではありましたが、帰り際にはスタッフと参加者が涙ながらに分かれるシーンが続出し、親子同士でも連絡先を交換している姿が沢山みられるなど、大変充実したイベントになりました。
参加者や里親協会からの強い希望が続出し、来年度は規模を拡大して開催される予定です。
東京豊新ＬＣ　会長　Ｌ熊谷欣一