「デフリンピックの魅力を語る」講演会・上映会 2月19日
GST社会福祉・障がい者支援委員会は2月19日、聞こえないアスリートの祭典「デフリンピック2025」の講演会(協力・公益社団法人東京都聴覚障害者連盟)を四谷・主婦会館で主催しました。
全日本ろうあ連盟によると、デフリンピックを単独テーマにして上映会・講演会形式でチャリティが行われたのは、ライオンズクラブとしては全国初ということです。
85人の有志から総額25万5,000円を集め、デフサポーター登録費として東京都聴覚障害者連盟に寄付いたしました。
デフリンピックは、聴覚障がい者のスポーツ祭典の最高峰で、4年に1度開催されます。2025年は日本が開催地になりますが、これは史上初で、東京が会場に決定しています。
当日はデフリンピック卓球銀メダリストの亀澤理穂選手と、今夏パリパラリンピック卓球(知的障害)に初出場の和田なつき選手をお迎えし、140人会場が満席になる大盛況でした。
同連盟の粟野達人会長ら聴覚障害団体の関係者や、330-A阿部かな子ガバナー始め、元ガバナーほか、330-B、330-C、議員の方々など、多くの方々に出席いただきました。
まず、林潤委員長が「当委員会は障がい者スポーツの応援を第一に掲げています。開催地の地元のライオンズがまずは先鞭をつけるべきです」と開会宣言。阿部ガバナーも「こうした会を機会にさらにパラスポーツの応援を継続しましょう」と呼びかけました。
デフリンピックの上映会に続き、亀澤選手と粟野会長のトークショーが行われ、質問タイムもあり、会場も多いに沸きました。
亀澤選手は過去に4大会デフリンピックに出場し、8個のメダルを獲得したレジェンド。「来秋のデフリンピックこそ絶対に金メダルを獲りたい。そしていずれは後進の指導やパラスポーツの啓発をしたい」と抱負を語りました。
173センチの長身の和田選手は卓球を始めて5年でアジア王座に輝いた期待の星。「パリではとにかく勝ち切る」と意気込みました。
次に、黄色いジャンパーを着た同委員会の有志メンバーが前列に並び「デフリンピックが東京で開催されます。みんなで盛り上げましょう」と手話で宣言し、会場は万雷の拍手に包まれました。
そして、ライオンズクラブ国際協会330-Aとして、阿部ガバナーと林委員長から同連盟に寄付を渡し、フィナーレを迎えました。
最後に、森亮介第2地区ガバナーが「ライオンズは単年度制ですが、デフリンピックの応援はこれからも継続します」と締めくくり、閉会しました。
応援いただきました全ての皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。
GST社会福祉・障がい者支援委員会 委員長 L林潤