「奉仕」こそが、ライオンズクラブのメンバーである私たちの生命であり、使命です。

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12月10日 東京両国LC例会訪問報告書

12月10日(金曜)18:00東京両国ライオンズクラブの12月第1例会を訪問した。会場は東武ホテルレパント東京。設立60年を迎える老舗クラブの例会である。
現在は正会員11人。 この船の舵取りは、入会歴8年目の若い海野会長。会長の正面にはチャーターメンバーの80歳代の茂呂ライオンが着座。
端には、入会2年目の江口ライオンの姿も。 メンバーの層が老若バランスよく、お互いの立場を認め合い、活動を支援しあって称えあっていることが会話の端々に感じられた。
老舗クラブには、栄枯の変遷や方針変革が付きものだが、両国ライオンズクラブには、一貫して遵守してきたことがある。
「奉仕活動は、目立ってはいけない」と、大先輩の大谷内ライオンは奉仕活動の真髄として教え説かれる。
そのポリシーを貫いてきた現在、継続8年のメインアクティビティは、東京都の元施設の伊豆長岡に存する児童養護施設への支援である。
ちなみに生徒さん達は全員東京都の子供である。 最初は施設が行っているバザーの品物を沢山運んで渡しておわり。
しかし、帰路の車中で古庄ライオンと山口ライオンは「こんな支援でいいのか?本当は違うんじゃないか?」と違和感を感じたこともあり、施設に尋ねたところ、欲していた支援は一緒にバザーの販売スタッフになってほしい、と分かった。
以後、様々な支援の模索が続く。
例えば、施設の子供たちにテーブルマナー講座を開いてコース料理を食べるイベントや会社見学仕事体験も企画した。が、それでも違う、と感じ、最終的に子供が一番楽しいことはなにか?と施設側と話し合った結果、バーベキュー・パーティという答えだった。
現在では、年に4回程度、訪問し、子ども達と交流する。
一方で、クラブ会員数減少により、活動費の捻出が潤沢ではないことから、持続可能な支援策を考えた。
それは、子ども基金を作ろう!そこにお金をプールしていこう!という取組。名付けて「東京両国ライオンズクラブ子供基金」。
お金の捻出方法は、メンバーの一人・中華料理店経営の戸張ライオンのお店の焼売をドネーション付きの料金で販売するのである。
お歳暮の季節、注文チラシを配布する。(当例会でもテーブルにさりげなくチラシがおいてあり思わず3セットも購入してしまった!!)お中元の季節にはサクランボが対象となるそうだ。
施設への活動に同ゾーンの本所ライオンズクラブ、センチュリーライオンズクラブも参加されるようになり、今ではゾーン全体でのアクティビティとして拡大している。
8年の間、施設の子供たちの成長を感じるのも楽しみ、と古庄ライオンは語る。幼児が小学校を卒業する、高校生が大学に進学する、そして上京する。海野会長が東京の専門学校に進学してきた施設の子供の住まいを一緒に探し廻って決めたりするのも嬉しいアクティビティの1つ。
今年の卒園生が「僕は大学を卒業して社長になりたい」と夢を話していたと職員さんから聞いた。
「小さい時から両国ライオンズの皆さんが自分たちのために何度も支援に来てくれた、そんな大人に自分もなりたい。
ライオンズの皆さんは、皆社長だから」と。
感無量の一瞬。この言葉に勝る喜びはない。「奉仕活動は目立つんじゃない、決して奢らずに。身の丈に応じたことを静かにコツコツと継続して」という教えの結晶である。
例会は、この後、幹事報告と、教えを説いてくださった大谷内ライオンのテールツイスタータイムとなり、季節柄、ベートーベンの第9のお話しで、楽しい教養講座が展開していった。
歴史あるライオンズクラブの知性と品格。メンバー皆様の心温まるお話しと丁寧な対応、これがライオンズの原点ではないか?素晴らしいクラブをまた一つ発見した。

両国ライオンズクラブの皆様、心清らかなひと時でした。夏のサクランボの時もまた例会訪問させてください。楽しみにしています。今日は例会訪問させていただき、本当にありがとうございました。
10R1Z 東京渋谷ライオンズクラブ L北岡知子

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