3月2日 東京早稲田LC例会訪問報告書
3月2日(水曜)18:30~東京早稲田ライオンズクラブの3月第1例会を訪問した。
会場はリーガロイヤルホテル3階宴会場。ガーデン側の壁は一面ガラス張りでトワイライトタイムのうっすらライトアップされた景色が瀟洒なムードを演出し、心地よい空間が広がっていた。
この日、コロナ禍依然と予断を許さぬ状態のせいか、参加者は7名。しかし、例会が始まるとその倍はいるような濃厚で闊達な意見が炸裂した。
河口会長の開会挨拶後、矢口幹事は、訪問したこちらのためにクラブ紹介の原稿を準備されていた。
設立から49年。この長い時空の中で様々に繰り広げられた多種のアクティビティは、早稲田LC独特のものばかりで、メンバーのネットワークの広さと深さが感じられた。
最初に挙げられたのが、35年継続支援されてきた、ダウン症の子ども達を支援する「子ヤギの会」への支援金提供。
この会が財団法人化したのをきっかけに、ここへの支援は卒業した。この支援を視覚障害児(者)親の会への支援に替えて(視覚障害児を持つ“親”を支援する活動で)、毎年30万円の支援金を提供している。
こちらは20年近く現在も継続中。目下の懸念は”親“が高齢化していること。
昨今は、ITインフラを活用して視覚障害ネットワークで様々な繋がりが持てる時代となり、このような会への入会を希望する親が極端に減った。
結果、会員の減少や高齢化などの、会の存続にかかわる問題も起きている。
長期継続アクティビティは強い絆と力を生むが、その方針はたがえども、インフラの変化には対応策も考慮していかなければならないという問題点をも意識されていた。
「新宿消防少年団」「戸塚交通少年団」への支援も継続されている。
これら資金獲得のために、チャリティバンド・ライブコンサートも開始された。
メンバーのL油田、L坂本の仕事関係仲間が毎年開催していたライブコンサートをチャリティ仕様プログラムに考案したもの。
当初は赤字が続き苦労されたようだが、7,8年継続した結果、近年、20万円ほどの浄財を生み出すようになった。
ここ2年はコロナの関係でYouTubeオンライン配信で協賛金を集める方式にしている。
中止にせずに状況に応じての継続アクティビティ。試行錯誤の努力と発想の柔軟さの賜物である。
もう一つ、45年間発行を続けた機関誌「いなほ」の存在もクラブ皆の熱い思いの結集作品である。
チャーターメンバーの故・L吉澤が例会案内のために例会毎(月2回)にクラブに相応しい情報を収集して記事を書き、創刊当時は50余名からいたメンバー全員に郵送し続けてこられたそうだ。
45年も隔週で毎回制作されるために費やされた時間と情熱には圧倒される。
手にすると、当時の生き生きとしたライオンズクラブの様子が蘇る。
熱いエネルギーと喜びに満ちた1冊は、受け取る方も毎回楽しみに待ちわびていたに違いない。
相互の信頼と尊敬の絆がここでも育まれて行ったことだろう。
来期は、チャーターナイト50周年。10年前の40周年の時は、通常のアクティビティ先に加え、震災で甚大な被害を受けた福島県相馬市への寄付も行い、記念例会には立谷相馬市長をお招きし、講演も行って頂いた。
50周年ではどんな企画を計画されているのだろうか?来期のチャーターナイトが今から楽しみである。
一方、キャビネットに対する沢山の忌憚ないご意見、アドバイスを頂いた。
ライオンズクラブを魅力的なものにするため、クラブを活性化するため、多くのお考えを示唆して頂いた。
これらの内容すべては、箇条書きにして進藤前ガバナーへ提出済。ありがとうございました。
大変刺激的な興味深い楽しい例会訪問でした。
会話が絶えることない有意義な2時間。今後、考えて行くべき視点を広げてくださった実り多い時間はアッという間に過ぎて行った。
また、ぜひ伺わせていただけますように。そして、今日の続きを拝聴させてほしい。よろしくお願いします。
本当にありがとうございました。
ご意見伺い隊 10R1Z 東京渋谷ライオンズクラブ L北岡知子
PDF:いなほ